TT31, Theban tomb
TT31は、ナイル川西岸のテーベの墓地にある墓で、第19または第20王朝に仕えたコンスという司祭のものです。内部には本堂と前室があり、壁には日常の風景、神々への崇拝、儀式的な捧げ物が描かれ、彫刻の細部まで保存されています。
この墓は、新王国時代後期に、クンスがトトメス3世の祭司として仕え、「第一預言者」の称号を持っていた時代に造られました。その建設は、宗教職と祭司の義務がエジプト社会と行政の中心であった時代を反映しています。
この墓の名前は、その所有者であるコンスという祭司に由来しています。彼の宗教生活における役割は、彼のアイデンティティの中心でした。壁画には家族の集まりや神々への捧げ物が描かれており、人々が日常の儀式を通じて祖先と神々をどのように敬っていたかを示しています。
この墓は早朝から午後遅くまで見学でき、岩場を歩くため歩きやすい靴が必要です。暑い時期には水を持参してください。遺跡は屋外にあり、一日中日差しにさらされています。
後方の聖所には、クンスがアメン・ラーの花束を王メンチュホテプ・ネブヘペトレに捧げる場面が描かれており、彼と王室とのつながりを示しています。この珍しい描写は、彼の祭司としての奉仕をファラオの力に直接結び付けました。