バーニョ・ヴィニョーニ, イタリア、サン・クイーリコ・ドルチャの集落
バーニョ・ヴィニョーニは、トスカーナ州サン・クイーリコ・ドルチャの集落で、火山起源の天然温泉で知られています。中央にある長方形の石造りの浴槽は、およそ49メートル×29メートルあり、絶えず下から湧き出る約50℃の熱湯で満たされています。
この集落は中世に、巡礼者や商人がローマと北ヨーロッパの間の旅の途中で立ち寄る、フランキゲナ街道沿いの休息地として発展しました。14世紀には、シエナのカタリナがこの地を訪れ、癒しの水を使用したことで、温泉地としての評判が確固たるものになりました。
この名前は、何世紀にもわたってここで温泉施設を運営してきたヴィニョーニ家の歴史的な浴場を思い起こさせます。今日では、地元の人々や訪問者が、村の広場を象徴する湯気の立ちのぼる浴槽の周りに集まります。特に涼しい季節には、その光景が際立ちます。
村は小さく、半日あれば歩いて回れます。石畳の道が多いので、平らな靴がおすすめです。村の構造が開けているので、温泉の浴槽を自由に見学できます。周囲の小道は、歴史的な街並みを散策するのに適しています。
メイン広場の下には、パルコ・デイ・ムリーニへと続く小道があります。そこでは、何世紀にもわたって熱い温泉の水を利用して穀物を挽いていた古い水車小屋の跡を見ることができます。これらの水車小屋は、水温が一定で凍結しないため、冬でも稼働していました。