Santa Maria Donna Regina Vecchia, イタリア、ナポリの歴史地区にある旧教会
サンタ・マリア・ドンナ・レジーナ・ヴェッキアは、ナポリの歴史地区にある旧教会で、尖頭アーチと多面形のアプスを持つゴシック様式で建てられています。内部は木造の屋根組みで覆われており、身廊の壁には中世の壁画装飾の大きな部分が今も残っています。
この教会は8世紀に創建され、1293年の地震の後、ナポリ王カルロ2世の未亡人であるハンガリーのマリアの資金援助によってゴシック様式で完全に再建されました。彼女がここを埋葬地に選んだことで、この建物は王家の記念堂としての役割を持つようになりました。
内部の壁には、ピエトロ・カヴァッリーニによる14世紀のフレスコ画があり、キリストの生涯と聖人たちの物語が2段に並んで描かれています。これらの絵画は、中世の宗教共同体がどのように信仰と教えを伝えていたかを直接感じさせてくれます。
この建物はナポリの旧市街の中心部にあり、大聖堂から徒歩数分の場所に位置し、周辺の細い路地を歩いてアクセスできます。内部はかなり暗いため、移動前に目が慣れるまで少し時間をとると見やすくなります。
ティーノ・ダ・カマイノが制作したハンガリーのマリア女王の墓は、天使たちがカーテンを引いて彼女の姿を現すという構図で、14世紀初頭の墓石彫刻としては全く新しい表現でした。このモチーフはその後イタリア各地の王家の墓に模倣され、この教会が一つの彫刻的伝統の出発点となりました。