広島県立歴史博物館, 福山市にある歴史博物館
広島県立歴史博物館は、福山市にある、西日本の瀬戸内地域をテーマにした歴史博物館です。芦田川の下に埋もれた中世の港町・草戸千軒の考古学的発見を、数世紀にわたる古地図や文書とともに紹介しています。
この博物館は1989年に開館し、長年にわたって収集されてきた瀬戸内地域の研究資料や遺物を一堂に集めるために建てられました。河床の下に埋もれていた中世の港町・草戸千軒の発掘が、博物館設立の主な理由の一つでした。
この博物館には、瀬戸内地域出身の儒学者・菅茶山に関連する文書や書簡が収蔵されています。彼の思想がどのように書き記され、伝えられたのかを見ることができ、当時の知識の広がり方を感じられます。
博物館は福山市の中心部に近く、公共交通機関や駅から徒歩で無理なく行くことができます。半日ほど時間を取れば、急がずにゆったりと展示を鑑賞できます。
草戸千軒は、計画的な発掘ではなく、洪水が河床を浸食し、中世の日常品を地表に押し上げたことで明らかになりました。そこで見つかった木製の道具、貨幣、土器などの品々は、計画的に行われる発掘調査ではめったに得られない、当時の庶民の生活を示しています。