草戸千軒町, 福山市の水中遺跡
草戸千軒は、芦田川沿いに広がる中世の港町の遺跡で、住宅や工房、市場の跡が見つかっています。この場所からは、当時の集落の様子や交易の拠点としての役割がうかがえます。
この集落は、13世紀から16世紀にかけて、瀬戸内海の海上交通と内陸部を結ぶ重要な交易港として栄えました。発掘によって、この地域社会の成長、繁栄、そして衰退の様子が時代ごとに明らかになっています。
発掘された井戸や鍛冶場、市場の跡からは、中世の港町で職人や商人たちがどのように働き、住民がどのように日常生活を送っていたかが分かります。これらの発見は、集落で暮らし働いていた様々な人々のつながりを示しています。
出土品や建物の復元模型は、広島県立歴史博物館で展示されています。詳しい展示があり、この場所で発掘されたものや人々の暮らしを知るには、この博物館を訪れるのが最良の方法です。
何千点もの遺物の中で、研究者たちは、住民や商人が家や工房を照らすために使っていたエゴマ油ランプを発見しました。これらの具体的な照明方法は、当時利用可能だった資源や人々の日常生活についての手がかりを与えてくれます。