涸沢カール, 松本市にある圏谷(カール)
涸沢圏谷(からさわカール)は、北アルプスの穂高岳の麓にある、直径およそ2キロメートルの氷河によってできた盆地です。標高約2300メートルの場所にあり、急な岩壁や岩屑の堆積物など、過去の氷河の活動をはっきりと示す地形が見られます。
この圏谷は、地理学者の五百沢智也によって特定された、約6万年前の横尾氷河と約2万年前の涸沢氷河という、2つの異なる氷河期によって形成されました。この研究により、異なる気候期に山の景観がどのように変化したかが明らかになりました。
この地の山小屋は、登山者に宿泊と共同の食事を提供することで、日本の山岳文化の伝統を守っています。旅人たちが食事や休息のために集まることで、全国各地から来た人々の間に共同体意識が生まれます。
アクセスは、上高地バスターミナルから徒歩で、およそ30キロメートルの登山道をたどります。通常2日かかります。途中には明神館や徳沢園などいくつかの宿泊施設があり、宿泊や食料の補給ができます。
圏谷からの融雪水は梓川に流れ込み、犀川と合流して、最終的には日本で最も長い川になります。この水のつながりは、高山の盆地を国内のより広い河川システムに結びつけています。