浮島の森, 新宮市にある天然記念物および森林地域
浮島の森は、新宮市の泥炭の島に生い茂る森林で、湿地の中に浮かぶ有機物の塊の上に森があります。この森は植生の層を形成しており、水位や季節の変化に応じて、わずかに浮き沈みするように見えます。
この浮島は縄文時代に形成されました。当時、新宮地域は広大な湿地帯のある湾でした。数千年の間に、湿地の植生が蓄積して固まり、今日見られる生きた泥炭の島となりました。
この場所は、底なしの沼に棲む大蛇に飲み込まれた少女の民話、オイノ伝説と結びついています。この物語は、今も地元の人々や訪問者がこの森とその神秘的な性格を理解する上での一部となっています。
この森は新宮駅から徒歩すぐの場所にあり、年間を通じて毎日開園していますが、冬季は開園時間が短くなります。泥炭地の小道は柔らかく、でこぼこしていて、特に雨の後は滑りやすいので、頑丈な靴を履いてください。
この森には130種以上の植物が生息しており、シナモンファーン(肉桂羊歯)のような寒冷地の植物が南方の植物と並んで生育しています。この珍しい組み合わせは、浮遊する泥炭湿原の条件によって育まれており、日本では稀な植物環境として際立っています。