猿谷ダム, 五條市にある重力式ダム
猿谷ダムは奈良県五條市の熊野川に建設されたコンクリート重力式ダムです。高さは74メートル、長さは170メートルで、周辺地域に水を供給する貯水池を形成しています。
このダムは西松建設によって建設され、7年間の工事を経て1957年に完成しました。第二次世界大戦後の治水改善と奈良県の安定した水供給確保の取り組みの一環でした。
ダムは森林に覆われた谷に位置し、川の流れを変えました。その変化は今でも見ることができます。貯められた水が周囲の農地を潤し、乾季にも近隣の村々に水を供給している様子がわかります。
ダムへは主要道路から簡単にアクセスでき、構造物と谷を見渡すことができます。オンラインカメラシステムにより、訪れる前に水位や現在の状況を確認できます。
この構造物は、外からはわかりにくい2つの目的を果たしています。下流の洪水を防ぐことと、広い地域に飲料水を貯えることです。多くの訪問者は壁そのものにしか気づきませんが、背後にある貯水池は、遠く離れた家々や田畑へ静かに水を供給しています。