関の沢橋梁, 静岡県にある鉄道橋
関ノ沢橋梁(せきのさわきょうりょう)は、静岡県の山間部にある鋼製アーチ橋で、深い森林の谷をまたいでいます。大井川鉄道の線路が、谷底から約70メートルの高さを通っています。
この橋は、大井川鉄道が静岡県のより奥まった山間部へ延伸された際に、1954年に完成しました。この建設により、それまで地域の他の部分からほぼ隔絶されていた集落が開かれました。
大井川鉄道は蒸気機関車を定期的に運行していることで知られており、その蒸気機関車に乗ってこの橋を渡ることは、日本全国から訪れる人々にとっての魅力となっています。蒸気機関車の音が谷にこだまするのは、ディーゼル車では得られない体験です。
この橋は大井川鉄道の列車から見るのが一番です。一部の列車には屋根のないオープン展望車両があり、谷の上から橋全体を遮るものなく見渡せます。地上から見たい人は、谷の下の遊歩道から近づくこともできますが、道はでこぼこしています。
大井川鉄道は、日本でも数少ないラック式(歯軌条)区間を今も運行している路線の一つです。歯軌条は、通常の車輪では難しい急勾配で列車が線路をしっかりとらえるためのものです。その区間は橋の先の山線のさらに上にありますが、同じ列車に乗れば両方を経験できます。