五百井神社, 栗東市にある神道の神社
五百井神社は、滋賀県栗東市の下戸山に位置する神社で、安養寺山の山裾に建ち、金勝川のほとりに近い。本殿のほかにいくつかの小さな祠があり、背後の山頂には山王と龍神を祀る社が設けられている。
この神社はかつて「阿井神社」と呼ばれ、10世紀の神社公式名簿である「延喜式神名帳」にも記載されており、早い時期から認められた存在であったことがわかる。851年に神階を授けられ、中世末期には「五百井」という表記が使われるようになった。
境内のそばを流れる金勝川は、古い文献では「井川」と呼ばれており、地域の農業用水と深いつながりがあった。この神社はかつて井堰を守る神として信仰され、農村の暮らしと結びついてきた。
神社は栗東市の農村部に位置しており、車や自転車での訪問が便利だ。背後の山頂にある小さな祠を訪れる場合は、道が急な箇所もあるため、歩きやすい靴を履いていくとよい。
本殿内には1524年の銘が刻まれた木札が残っており、この建物が戦国時代にすでに存在していたことを示している。その後も地元の人々の手によって長く維持されてきた。