瑠璃光寺五重塔, 山口にある五重塔・日本の国宝
瑠璃光寺五重塔は、山口市の香山公園に立つ木造の宗教的な塔で、日本の国宝に指定されています。五つの層は上に行くほど細くなり、それぞれの層には緩やかに反り上がった屋根が載り、最上部には相輪と呼ばれる金属製の飾りが据えられています。
この塔は1442年ごろ、当時西日本で最も有力な支配者の一つであった大内氏の命によって建てられました。もともとは亡き一族の当主を追悼するための施設の一部として造られ、その後、現在の瑠璃光寺の境内に組み込まれました。
塔は一年を通じて参拝者を集めますが、春の桜や秋の紅葉の時期が特ににぎわいます。公園のベンチに腰を下ろし、移ろいゆく季節をただ眺める、ゆったりとした過ごし方が自然と生まれる場所です。
塔は山口市中心部から徒歩圏内にあり、香山公園は歩きやすい環境が整っています。夜間はライトアップされるため、日中とは異なる雰囲気を楽しめます。
約70年間大規模な修繕が行われなかったのち、2000年代に全面的な修復工事が実施され、屋根は伝統的な材料を使って完全に葺き替えられました。注意深く見ると、新しく葺き替えられた屋根面と、その下に残る古い木材との違いに気づくことができます。