ハウスステッド, イギリス、バードンミルにあるローマ砦
ハウスステッズ・ローマ砦は、ハドリアヌスの長城の上の高い尾根に築かれた古代の駐屯地です。石造りの城壁、兵舎、穀倉、そして目立つ司令部の建物の遺構が残っています。これらの遺跡から、ローマ軍の駐屯地が斜面にどう配置され、どう組織されていたかが分かります。
ローマ人にはウェルコビキウムとして知られたこの砦は、西暦124年に建てられ、その後約3世紀にわたって歴代の部隊によって運用されました。ローマのブリタニアにおける需要が変化するにつれて、駐屯軍の規模と役割も変化しました。
この砦は、ローマ軍の駐屯地として機能し、兵士たちは食事を共にし、訓練を行い、階級に応じて別々の宿舎に住んでいました。建物の配置から、日々の生活がどう組織されていたか、将校と一般兵士の間に明確な区別があったことが分かります。
この遺跡は毎日開いており、標識のある道を通って行けます。ただし、地面はでこぼこで、坂がかなりきつくなっています。敷地内の博物館にはローマ時代の遺物が展示され、遺跡の配置や遺構を理解するのに役立つ情報があります。
この砦には、石造りの貯水槽や共同トイレが今も残っており、ローマ人がこの風の強い丘の上で水と衛生の設備をどう整えていたかが分かります。こうした実用的な工夫は、過酷な環境で大規模な駐屯軍を維持するために欠かせないものでした。