松井田城, 群馬県安中市にある山城
松井田城は、安中市の尾根に位置し、二つの川に挟まれた山城です。広さはおよそ1平方キロメートル。土塁と防御施設でつながったいくつかの曲輪があり、その跡が今も見られます。
この城はもともと安中氏によって築かれ、1564年に武田氏の支配下に入りました。その後、1589年に豊臣軍によって落城し、軍事拠点としての役割を終えました。
この遺跡からは、日本の封建領主が領土を支配し権力を保つために、複数の防御区域を築いたことがうかがえます。曲輪を巡ると、当時の兵士たちがこれらの防衛区域を日常的に移動していた様子を想像できます。
遺跡へはバイパス入口から入り、案内板とロープに沿って進みます。地面は不整地で、森の中の道を進むため、丈夫な靴が欠かせません。
入口では、周囲の山の森に生息するクマを追い払うため、来場者に缶が配られます。この工夫から、この山頂の一角で自然と歴史が共存していることが伝わってきます。