法隆寺金堂薬師如来像光背銘, 斑鳩にある仏像
薬師如来像は法隆寺金堂に安置された銅造の仏像で、その光背の後面には刻まれた銘文があります。銘文は縦5行にわたり、全90文字が刻まれています。
この銘文は607年に作られ、天皇・用明が自らの回復のために寺院の建立と仏像の造立を誓ったことを記録しています。この初期の記録は、日本の歴史における宗教的実践を記した現存する最も古い文書の一つです。
この銘文は、漢字と日本語の文法を創造的に組み合わせることで、日本の文字の発展を示しています。文字の配置は、この時代の職人が重視した芸術的な選択を明らかにしています。
この像は金堂の東側にあり、仏の光背にある銘文は近くから見ることができます。刻まれた文字の細部を観察するには時間を取ることをお勧めします。遠くからは読み取りにくいためです。
刻まれた文字は、特に「天」や「代」などの文字が顕著に左に傾いており、独特の傾斜した外観を呈しています。この方向性のある傾きは、他の寺院の碑文とは一線を画す動的な視覚的特徴を生み出しています。