若杉山辰砂採掘遺跡, 徳島県阿南市にある遺跡
若杉山遺跡には、石灰岩の斜面を切り開いて行われた古代の採掘跡が、複数の発掘区域にわたって残っています。遺跡は四国島の若杉谷川の近くに位置しています。
弥生時代後期から古墳時代初期にかけて、この場所は主要な辰砂の供給源であり、露天掘りや横坑掘削によって採掘されていました。採掘活動は、この地域の利用を複数世代にわたって形作りました。
ここで生産された朱色の顔料は、銅鐸や埋葬室の装飾など、古代日本の多くの品々に色を付けました。この赤い顔料は、人々が最も大切な品を作り、飾る上で特別な価値を持っていました。
来訪者は、太龍寺の寺院群の北にある標高140〜170メートルの場所まで、標識のある道をたどります。でこぼこの石道は、安定した靴と中程度の体力を必要とします。
1984年以来の発掘調査により、東部香川県産の輝緑岩から作られた石器が発見されています。これらの特殊な石器は、古代における採掘工具の確立された交易網を明らかにしています。