Birth of Mary, イタリア、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂トルナブオーニ礼拝堂のフレスコ画
『マリアの誕生』はドメニコ・ギルランダイオが1486年から1490年頃に描いたフレスコ画で、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂トルナブオーニ礼拝堂の左壁にある。豪華な市民の室内で寝台に横たわる聖アンナ、手前で生まれたマリアを沐浴させる産婆たち、左側の階段の上で抱き合うヨアキムとアンナが描かれている。
ドメニコ・ギルランダイオは1486年から1490年頃、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂主礼拝堂であるトルナブオーニ礼拝堂にこのフレスコ画を描いた。場面は『黄金伝説』に従い、長く子のなかったアンナとヨアキムがエルサレムの黄金の門で抱擁してマリアを宿す場面を、左側の階段の上に暗示する。出産は裕福なフィレンツェの室内を舞台とする風俗場面として描かれている。
マリアの誕生は、15世紀フィレンツェの裕福な室内を描ける題材として好まれ、ギルランダイオはまさにそうした市民の部屋に場面を置いています。左側の階段の上では、アンナとヨアキムがエルサレムの黄金の門の前で抱擁しており、『黄金伝説』によればこの瞬間にマリアが宿りました。
このフレスコ画はフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂の身廊突き当たりにある主礼拝堂、トルナブオーニ礼拝堂にあり、サンタ・クローチェではない。左側の壁の高い位置に描かれているため、下から距離を置いて見ることになる。左側の階段の上でアンナとヨアキムが抱擁する場面は、近づいて確かめたい。
このフレスコ画には15世紀のフィレンツェの衣装や調度品が描かれており、当時の日常生活を垣間見ることができます。宗教的主題と同時代の細部を融合させるこの手法は、ギルランダイオの物語絵画への取り組み方の典型でした。