アグノウ門, モロッコのマラケシュのメディナにある市門。
バブ・アグナウはマラケシュの南メディナにある市門で、王宮カスバへの主要な入り口です。構造は大きな石造りのアーチで、複雑な彫刻、花のデザイン、コーランの碑文がファサード全体に施されています。
この門は、1188年から1190年の間に、ムワッヒド朝のカリフ、アブー・ユースフ・ヤアクーブ・アル=マンスールの統治下で建設されました。青灰色の石はゲリズの採石場から運ばれ、当時の支配王朝の力を象徴していました。
名前は「門」を意味するアラビア語の「bab」と、サハラ以南のアフリカ出身のグナワ人を指す可能性のある「agnaou」を組み合わせたものです。現在でも、王宮へのこの通路の重要性を反映した複雑な石細工を見ることができます。
門はメディナの南端に位置し、エル・バディ宮殿やサアディアン霊廟などの重要な場所へのアクセスを提供します。昼間の時間帯に訪れると、光が石の彫刻の細部を引き立てます。
元の曲線アーチには、交互の半円と放射状の線が描かれており、この時代の珍しいデザイン要素です。現在では、コウノトリが門の上部に巣を作り、歴史と野生生物の予期せぬ交差点を作り出しています。