KV35, エジプト、ルクソールの王家の谷にある墓
KV35は、ルクソールの王家の谷にある王立墓地で、石灰岩の崖の中に91メートルにわたって延びています。部屋は古代エジプトの葬祭文書と、壁や天井に見える彩色されたレリーフで飾られています。
ヴィクトール・ロレは1898年3月にこの埋葬地を開き、アメンホテプ2世のミイラを元の石棺の中で発見しました。第21王朝の司祭たちは後にこの部屋を、トトメス4世やアメンホテプ3世を含む他の王族のミイラの隠し場所として使用しました。
碑文と壁画には、太陽神ラーが冥界を旅する夜の出来事を記した宗教文書『アムドゥアト』の場面が描かれています。訪問者は、来世への信仰を伝える精巧に施されたヒエログリフと人物像を観察することができます。
入口は急な階段を下っていくため、しっかりとした靴を履き、注意して歩いてください。内部の照明は限られており、保存対策のため気温は常に涼しく保たれています。
側室から見つかった2体の女性ミイラはDNA分析によって特定されました。1人はアクエンアテンの母であるティイ王妃、もう1人はツタンカーメンの祖母でした。この科学的発見は、第18王朝の王家の家族関係を明らかにするのに役立ちました。