オーストラリア高等裁判所, オーストラリアの最上級裁判所
バーリー・グリフィン湖のほとりに建つコンクリートとガラスの建物には、一般公開の傍聴席を備えた3つの法廷があり、憲法や連邦に関する審理が行われます。そのほか、裁判官の部屋、法律実務家や行政スタッフのためのスペース、法律文書や歴史的記録を保管するエリアがあります。
1903年に独立した司法機関として設立され、当初はメルボルンで審理を行っていましたが、1980年に建築家コリン・マディガンによって設計された首都の専用建物に移転しました。この移転は、オーストラリアの統治制度における司法府と行政府・立法府との物理的な分離を象徴しています。
この機関は、市民権、先住民族の権利、連邦政府と州政府の間の権力バランスに関する画期的な判決を通じてオーストラリア社会を形成してきました。これらの判決は、国民の議論や、国の憲法枠組みにおける異なるレベルの政府間の関係に今も影響を与え続けています。
法廷は平日に開かれ、事前予約なしで一般の人が傍聴できます。正面入口から入場し、保安検査を受けます。近くに駐車場があり、キャンベラ中心部からの公共交通機関でもアクセスできます。館内の小さなカフェでは、審理の合間に軽食や飲み物を提供しています。
ロバート・ウッドワード作の磨かれた花崗岩の彫刻がファサードを飾り、抽象的な法原則を表現しています。この彫刻は玄関の上に設置され、訪問者が建物内の3つの法廷のいずれかで審理を見学する前に、正義の基本的な価値を思い起こさせます。