チュシュル渓谷, village in Ladakh, India
チューシュルは、インドのラダック地方の高地にある小さな村で、標高は4000メートルを超えます。石と粘土でできた家々が、岩だらけの地形に点在する草原と、平らな谷を流れる山の小川が織りなす景観に溶け込んでいます。
チューシュル周辺は、長い間、国境紛争や交易路の要衝であり、特に1842年のドグラ朝とチベットの戦争では、村で条約が結ばれて終戦となりました。1962年のインドと中国の戦争では、兵士たちが戦略的に重要な山岳地帯を守るために激しい戦闘を繰り広げました。
チューシュルは、村中に点在する僧院や祈りの旗に見られるチベット仏教の伝統に形づくられています。住民は世代を超えて受け継がれてきた儀式や祭りを通じて信仰を実践し、それが地域社会の生活に精神的なリズムをもたらしています。
チューシュルを訪れるなら、雪が溶けて山道が通れるようになる暖かい時期がよいでしょう。道路はでこぼこで、天候が日々の移動に影響を与えるため、高地の事情に詳しい人と一緒に旅することをおすすめします。
近くのレザン・ラ戦争記念館は1962年の戦争で戦った兵士たちを追悼しており、その中には2025年11月に公開予定の映画『120バハドゥール』で取り上げられるシャイタン・シン少佐も含まれます。地元の家族は現在ホームステイを運営しており、訪問者は戦争の写真ギャラリーを見学し、住民と直接過ごすことができます。これにより地域社会を支えながら、当事者からの話を直接聞くことができます。