舟の噴水, イタリア、ローマの噴水
バルカッチャの噴水は、ローマのスペイン階段の麓にある噴水で、淡い色のトラバーチン石で造られています。部分的に水に沈んだ船の形をしており、7つの泉が浅い水盤に流れ込んでいます。
ピエトロ・ベルニーニは、1627年から1629年にかけて、教皇ウルバヌス8世の命によりこの噴水を作りました。教皇は市内各地にいくつかの噴水を設置させました。このデザインは、ローマ時代からこの地域に水を運んできた古代のアクア・ヴェルジネ水道橋に由来しています。
この噴水の穏やかな水音は、イギリスの詩人ジョン・キーツが晩年にインスピレーションを受け、「ここに名前を水に書かれた者が眠る」という墓碑銘を選ぶきっかけとなりました。
噴水は道路面より低い位置にあるので、水の噴出を間近で見ることができます。船の両端には注ぎ口があり、そこから新鮮な水が流れ出ます。
「バルカッチャ」という名前は、テヴェレ川でワインの樽を運ぶために使われていたバージ船のモデルを思い起こさせます。沈んだデザインは、この地域に水を供給する水道橋の低い水圧に対する解決策でした。