タイハル岩, モンゴル、ツェツェルレグの石
タイハール岩はツェツェルレグ近郊にある花崗岩の形成物で、周囲の平原から約40メートル高くそびえています。その表面には様々な時代の銘文がびっしりと刻まれており、岩肌に重なり合った歴史の記録を残しています。
この石には、何世紀にもわたって旅行者や兵士たちによって、トルコ語、チベット語、中国語、モンゴル語を用いて碑文が刻まれてきました。この習慣は早くも6世紀に始まり、この地域を通過した様々な民族の足跡を記録しています。
この岩は、旅行者が供え物をしたり、石を積んで願い事や感謝の気持ちを表す集いの場となっています。この習慣は、訪問者や地元の人々が、個人の信仰と自然の景観を日常生活の中でどのように結びつけているかを示しています。
この場所へは、天候が安定し、ツェツェルレグからの道が通れるようになる夏の間に訪れるのが最も簡単です。場所は日陰の少ない開けた草原にあるため、多めの水と日よけ対策をお持ちください。
この石には、150以上の古代の碑文が重なり合って刻まれており、個々の刻印を区別するのが難しいこともあります。中には非常に古く風化した彫刻もあり、その起源や意味は謎のままです。